Kusōzu: The Nine Stages of a Decaying Corpse — 3rd Stage: The Swollen State / 九相図　第三段　脹相　#2/20

■作品について 
「九相図」九枚組のうち第三図「脹相」。皮膚の一部が失われ、もはや人間ではない存在であることが明確になる段階を描いています。

本図は、古代中国・隋の時代に天台宗を大成した智顗（538–597）の講話を記録したテキスト『摩訶止観』の記述に基づいて制作されています。『摩訶止観』には、身体が膨張し、「風をはらんでふくらんだ革袋のような状態となる」との表現が見られ、また「手足が花を散らしたようである」とも記されています。本作では、この“花”が仏教世界を象徴する蓮として表現されています。

さらに、第二図「露見相」との連続性を示すため、小野小町の和歌の下の句「ゆめと　しりせば　さめざらましを」が画中に記されています（「露見相」では上の句が記されていました）。 

■原画情報
Materials / 画材：acrylic,gold leaf
Support / 支持体：panel canvas in original frame
Size / サイズ：52 x 48 cm
Date / 制作年：2024

■商品のプロパティ
製造上限数：20
シリアルナンバー：2/20
コンテンツ二次流通：許可
ロイヤリティ料率：18％
ロイヤリティ最低金額：3600円
加工編集：許可
カット＆ペースト：許可

※こちらは原画作品から生成されるデジタル作品の販売となります。
　原画やリトグラフなどの販売ではございません。