現在受け取りはできません
■作品について
私が20歳頃にインド神話と日本の神話や昔話との類似点を研究していた際に着目していた、日本の弁財天の元となったインドの「サラスヴァティ」神を描きました。この神は元々は川の神でしたが、次第に川のように流れるものの神→音楽や文章の神→芸能の神、に変化したと言われています。琵琶や孔雀、月、蓮などはこの神の象徴で、衣装は古い仏像を参考に、片足に重心を置き一歩踏みだす様は「風動表現」と呼ばれる仏像の形式を踏襲しています。祭壇画の形式を意識した左右の小さなパネルにはそれぞれ語句が描かれています。「明太祖皇帝二十四世玄孫蛇足軒」は江戸時代の曾我蕭白が「私は民の皇帝の子孫だぞ」というあからさまな嘘を描くことで権威を皮肉った語句です。「千載具眼の徒を竢(ま)つ」は「千年のうちに、私の絵を理解する者が現れるのを待つ」という伊藤若冲の言葉で、たとえ現代に理解者がいなくても遠い将来に現れるはずだという意味です。カンバス原画は2011年に制作を始め、一旦別の形で完成していたものを2017年に今の形に描き直しました。
■原画情報
Materials / 画材:acrylic,gold leaf
Support / 支持体:canvas
Size / サイズ:162×(45.5+97+45.5)cm
Date / 制作年:2017
■商品のプロパティ
製造上限数:20
シリアルナンバー:3/20
コンテンツ二次流通:許可
ロイヤリティ料率:18%
ロイヤリティ最低金額:4500円
加工編集:許可
カット&ペースト:許可
※こちらは原画作品から生成されるデジタル作品の販売となります。
原画やリトグラフなどの販売ではございません。