■作品について
カンバス原画は2015年、フランスに住んで孤独に苦しんでいた頃、電車の中で描いた下絵を元に制作しました。
日本で贈り物などに使われる水引をテーマとした絵ですが、水引は西洋のラッピングやリボンのような解かれることを前提とした飾りとは違い、結び目は固く、水引の両端を引っ張れば引っ張るほどますます硬く結ばれる構造になっており、これは水引が封印や魔除け、あるいは人と人とを結びつける呪術的な意味があるためという説もあります。
紐の結び方として一般的な蝶結びは、形が蝶に似ていることから名付けられましたが、蝶は簡単にどこかに飛んでいってしまうため、日本ではあまり縁起の良い意味合いでは使われません。
人と結びつける呪術と、離れて行きやすい蝶、相反するモチーフの組み合わせには当時の制作者の孤独な心情も投影されていると思います。
■原画情報
Materials / 画材：acrylic, tin leaf
Support / 支持体：canvas on panel
Size / サイズ：53×80.3cm
Date / 制作年：2015
■商品のプロパティ
製造上限数：20
シリアルナンバー：3/20
コンテンツ二次流通：許可
ロイヤリティ料率：18％
ロイヤリティ最低金額：4500円
加工編集：許可
カット＆ペースト：許可
※こちらは原画作品から生成されるデジタル作品の販売となります。
原画やリトグラフなどの販売ではございません。
