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Mitate-Nana-Yakushi / 見立て七薬師 #3/20

TAMURA Yoshiyasu DC3 CONTENTS STORE によって販売

定価¥50,000 特価

■作品について
見立て絵とは、よく見るとポーズやモチーフから別の意味を読み取れる絵のことで、江戸時代に流行しました。
この花魁と6人の禿たちを描いた絵は、七薬師を「見立てる」絵になっています。
薬師如来は、本尊の周りに6体か7体の小さな薬師如来が配され、七薬師として安置される場合が多いのです。

中央の花魁が左手に持っているのは薬師如来を象徴する薬壺です。
右手の薬指だけが前に出ているのも「薬師」を表しています。
花魁の吸っているタバコは、江戸時代には薬効があると信じられ、だから遊女は性病などから身を守るためにタバコを吸っていたという背景があります。
着物の紋様は蘭、竹、梅、菊の「四君子紋」で、中国で古くから厄除け・病魔退散の意味があります。

花魁の周りの禿たちが着けているマスクやフェイスガード、換気のための団扇などは、コロナ禍における様々な医療器具や防護用具を表しています。
禿が花魁に食べさせようとしている黒豆には、おせち料理にも使われる「マメになりますように」という願掛けの意味があります。
禿たちの着物の紋様は南天で、「難を転じる」の語呂合わせによる吉祥紋です。
禿たちの髪型は古い浮世絵の様々な時代のものを織り交ぜて描きました。
禿たちの袖のリボンは、飾りであると同時に、禿の手をすぐに縛って折檻できるようについている拘束具でもあります。
マスクと共に、コロナ禍における不自由さの象徴として描きました。
このカンバス原画を描いた2020年、コロナ禍の混乱が治まることを願い、さらには人類の普遍の願いである健康や病魔退散を願って描いた絵です。

■原画情報
Materials / 画材:acrylic,gold leaf
Support / 支持体:canvas
Size / サイズ:133.5×227cm
Date / 制作年:2020

■商品のプロパティ
製造上限数:20
シリアルナンバー:3/20
コンテンツ二次流通:許可
ロイヤリティ料率:18%
ロイヤリティ最低金額:4500円
加工編集:許可
カット&ペースト:許可

※こちらは原画作品から生成されるデジタル作品の販売となります。
 原画やリトグラフなどの販売ではございません。